【SDGs5:ジェンダー平等を実現しよう】指導アイディア

対象:小学校高学年

執筆/山口日出夏 

(環境政策学博士 環境教育NPO・Blueggs Environmental Education代表 『小5 算数・社会・理科でSDGsがわかる!考える力をきたえるワーク』著者)

編集委員/岡本健

(公益財団法人)海外子女教育振興財団(JOES)教育アドバイザー 大阪府公立小学校・オハイオ州コロンバス補習授業校元校長)

目次

1. テーマ設定に関わる社会的な背景

2. 授業の目標

3. 展開案(2時間用)

4. 板書例

5. 授業で使用する教材(プリントと動画)

6. 授業動画(この展開案をもとに行った授業の動画)

7. 授業の感想(児童と指導にあたった先生)

2023年の日本のジェンダー平等度は世界125位、前年の116位からさらに順位を落としてかなり低位である。これからの人口/労働力人口の減少問題に対する対策の一つとして女性の活用があり、政府も「女性活躍推進法」を制定し女性が活躍できる社会の実現に向けて取り組んでいる。しかし国内のジェンダー間の不平等が大きな課題となって行く手を阻んでいる。

1.ジェンダ間に不平等があること、そして不平等が起きる理由を理解する (知識・技能)

2.社会の課題を読み解き、実践的に考える力を身につけられるようにする (思考・判断・表現)

3.ジェンダー平等の実現や人と環境にやさしい社会の構築について、自分なりの考えを持てるようにする(主体的に学習に取り組む態度)

【関連している算数と社会科の単元】

算数:割合(小5)

社会科:食料生産(小5)/ 戦後改革(小6)

2時間用

(*2024年4月17日に加筆・修正)

1)プリント(『算数•社会•理科でSDGsがわかる!考える力をきたえるワーク』28ページ)

2)キャラクター設定シート

2)動画

【パート1】

【パート2】

2023年3月11日に、この展開案を活用した「ジェンダー平等について考えてみよう」の授業が、6年生を対象に行われました。授業の様子を動画で紹介します。

授業風景

【児童による感想】

[指導者に対するアンケートと回答】

1.  最初、SDGsの授業をすることについてどんなことを感じていましたか?

第一におもしろそう!とおもいました。今まで国語は国語、算数は算数、社会は社会、というふうに学んできたので、このお話をいただいて、展開案などに目を通す中で、きっと楽しい授業になるな!とわくわくしました。

2. この展開案についてどう思いましたか?

宿題から展開案、プリント、授業中のビデオまで全てそろっていて、とても授業をしやすかったです。宿題は、子供達に渡したときから「何に使うの〜」と興味をそそることができていて、授業の時に「このためかー!」と嬉しそうにしている姿が印象的でした。ビデオも短くわかりやすく、過去の学習内容の振り返りを助けていると感じました。

3. このSDGsの授業を行ったことについてなにか感想はありますか?

この授業が、子どもたちが、自分たちでも今起こっている世界の問題に取り組むことができるんだ、という気づきを得られるきっかけになったのではないかな、と思います。そんな貴重な授業なに関わることができたことをとても感謝しています。また、学期が終わっても子供達から「あの授業楽しかった!」と言われるので、彼らにとっても印象に残る授業ができて、嬉しいです。

他の指導アイディアをご覧になりたい方は→こちらよりご覧ください

授業の展開案はこのワークを元に作成されています

牛山泉名誉教授(日本の風力発電の父/足利大学前理事・名誉教授)

この「算数・社会・理科でSDGsがわかる!考える力をきたえるワーク」は、皆さんの身の回りの社会の様々な問題を算数や社会あるいは理科の力を借りてわかり易く整理し、皆さんの考える力を引きだしてくれるように工夫されています。どれも最新のトピックスで私も「そうか、知らなかったな」とか「なるほど、そうなのか」と思わされ、クイズ感覚で納得すると同時に新たな好奇心も掻き立てられてきました。

岡本 健先生(海外子女教育振興財団 教育アドバイザー/米オハイオ州コロンバス補習授業校 校長)

ワークに取り組むと、生活を見つめ直し、自分に出来ることを考える行動化に繋がることが期待できます。例えば、地球温暖化は、異常気象、電力逼迫、農作物の不作等、ニュースで見聞きする事をワークの問題を解きながら、数値を導き出したり、表やグラフを読み取ったりして実感を伴った、より切実な自分事として認識されます。社会・世界と関わる一歩となることが、このワークの価値であり、魅力です。

(大阪府内の小学校教諭)

すべての問題に、指導ガイドと解説動画が用意されていて、教職経験の浅い教員にもベテラン教員にもお勧めです。指導ガイドには、個々の教科のねらい、SDGsや教科横断の目標が書かれ、授業形式で問題に取り組むことができ、補足の説明や参考資料は、学習集団の知的興味をより高めながら、学習のゴールに到達できるようになっています。解説動画は、学校での一斉指導や、宿題、オンライン学習に活用できます。多彩な学習形態&多様な学習活動を効率よく展開できる教材です。

(神奈川県内の小学校教諭)

問題は見開き1ページになっていて、何をどれだけやればいいか子どもも教師も見通しをもちやすい。そして、すべて今日的な教育課題が取り上げられ、次代を担う子どもたちには不可欠なテーマばかりです。また、答えを導き出すのに四則計算の力だけでなく、問題文と様々な表やグラフなどの資料を読み解く力が必要です。全国学力・学習状況調査でも指摘されている資料活用能力が身につき、学力の三要素が育まれることが期待できます。

(米インディアナ州の補習校教諭)

算数、理科、社会とSDGsを教科横断的な観点から学習できる教材になっており、日本の自然環境、工業生産、環境問題について分かりやすく学習できます。充実した解説と指導ガイドがあり、教師も子どもたちも使いやすい教材になっています。練習問題では、データや図から読み取る問題があり、子どもたちの計算力、資料を読み取る力を育むことができます。単元ごとに解説動画がついており、興味のある単元をご家庭でも学習できるので、子どもたちの主体的な学習にも期待できます。

学校や図書館でのご利用を考えている方はぜひご連絡ください。献本いたします。

← Back

ご連絡ありがとうございます。折り返しご連絡させていただきます。