森林はどの国にも公平にあるの?
更新日:2020年6月26日
社会・算数科
関連ページ
アマゾンでは肉用牛の牧場、農業、そして木材のためなどに森林が破かいされている。とくに、牛をし育するために切られる森林の量が多く、全体のおよそ70%をしめている。
世界の牛肉の消費量は年々増えていて、この20年間で1,000万トン以上増えている。この傾向がこれからも続くと、牛用肉の牛をし育する牧場をつくるために、これからも世界の森林が破かいされていくことが考えられる。中国、ホンコンなどが、ブラジルから多くの牛肉を輸入しているが、これらの国だけでなく、牛肉を消費している全ての国に、森林破壊の責任があり、アマゾンの森林を守る責任がある。
補足:
- ブラジルは世界一の牛肉の輸出国であり、その輸出量は世界の20%近くのシェアを占める。(United States Department of Agriculture, 2019)
- 中国の牛肉の消費量はこの二十年間で1.5倍に増え、消費量はこれからも増える傾向にある。(OECD, 2020)
関連ページ
=練習=
国連食糧農業機関(FAO) (2020)「The State of the World’s Forests 2020」
=考えてみよう=
Butler, R. (2014),「Deforestation in Amazon」.
AgriLand (2017) 「The Brazilian beef industry: Just how big is it?」.
OECD (2018) 「Meat consumption in 2017」.